ピル -全ラインナップ-
低用量ピルの副作用と服用禁忌の人
低用量ピルは経口避妊薬ですが、避妊以外に月経困難症や子宮内膜症、卵巣がんの予防、乳房良性疾患の予防などの効果が期待できます。しかし、服用を考えている人の中に、副作用を心配して悩んでいる人もいます。低用量ピルの主な副作用は、吐き気や頭痛、むくみ、体重増加、乳房の痛みなどです。これらの症状は、4~5日で軽減するといわれています。また、飲み始めは少量の不正出血が起こることもありますが一時的もので、体が慣れると出血はおさまります。ただし、低用量ピルは服用できない場合があります。乳がんなどの女性ホルモンに関係する病気にかかっていたり、血栓症のリスクがある人は禁忌です。他には、高血圧や静脈血栓症、妊娠中、授乳中、35歳以上で一日にたばこを15本以上吸っているなどが挙げられます。インターネットなどで低用量ピルを入手して安易に服用せずに、必ず婦人科を受診してください。副作用が心配される低用量ピルですが、メリットもたくさんあるので、婦人科で相談しながら正しく服用していくことをおすすめします。